2005年 05月 14日
伝送交換設備及び設備管理平成16年度第2回問4
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散々批判を呼んだ曰くつきの問題をやってみたw
(1)アベイラビリティ
●瞬間アベイラビリティ:システムあるいは装置がある規定の条件下で使用されたとき、与えられた時点において満足に動作する確率
●運用アベイラビリティ=平均動作可能時間(MUT)/(平均動作可能時間(MUT)+平均動作不可能時間(MDT))
●固有アベイラビリティ=MTBF/(MTBF+MTTR)
(2)「部品Xが故障しているという条件の下で」→1-Xとして考える
しかしこれは信頼度ではなく、故障している確率では?ということで、解答が2種類に分かれたらしい。
以下、該当ログ引用
(1)アベイラビリティ
●瞬間アベイラビリティ:システムあるいは装置がある規定の条件下で使用されたとき、与えられた時点において満足に動作する確率
●運用アベイラビリティ=平均動作可能時間(MUT)/(平均動作可能時間(MUT)+平均動作不可能時間(MDT))
●固有アベイラビリティ=MTBF/(MTBF+MTTR)
(2)「部品Xが故障しているという条件の下で」→1-Xとして考える
しかしこれは信頼度ではなく、故障している確率では?ということで、解答が2種類に分かれたらしい。
以下、該当ログ引用
743 名無し検定1級さん 05/03/05 08:21:17
伝交・設備の問4「カ」・「キ」・「ク」に嵌められた。
「故障する確率」を掛けた数字が「信頼度」?
はぁ....落ちた
760 717 05/03/05 21:28:05
>>747
こっちでも不適切問題の話題が
http://www.radio-operators.net/cgi-t/bbs.cgi?
どう考えても、自分は日本語的には「信頼度を求める」としか読めないので
(カ)の答えは「0.81」だと思う
763 717 05/03/05 22:34:41
>>761
確かにね
でも、そんな人いるのか?
選択式だからとりあえず答えを記入するのが普通では?
自分はよーく考えて、この資格は
客がつじつまの合わないことを言ってきたとき(信頼度)、
自分が脳内変換して(信頼度→確率)説明する
そういう能力を試験するための問題だったと解釈すれば……納得
781 名無し検定1級さん 05/03/09 18:53:49
>>752さんではないですが、データ通信協会さんより考え方をいただいたので転記します。
本設問は、装置Yの信頼度を求める問題です。
1つの解き方を示しており、設問の冒頭に記述してあるとおり、3つの算出順序を経て、装置Yの信頼度”0.97”を求めています。
具体的な解き方として、構成する部品の持つ条件(信頼度)のもとで、起こりうる状態(a)、(b)及び(c)をすべてあげ、手順を追って、逐次計算し、その合計をもって、装置Yの信頼度を求めています。
例えば、(a)の場合、部品Aが、信頼度R=0.90の前提のもとに、部品Aが故障している場合の装置Yの信頼度を計算します。((1-R)・R・R)
(b)、(c)についても同様です。
解答は、(財)日本データ通信協会のWebページに掲載したとおりです。
なお、本設問は、 信頼性工学の参考書の例題にも多々取り上げられております。
・「信頼性工学入門」 塩見弘 丸善
・「実践信頼性100問」 塩見弘他 日科技連 他
******************************************
(財)日本データ通信協会 電気通信国家試験センター
調べたわけではないですが、本に載っていると言われてしまうと反論のしようがないのかな?
837 訂正 でてますよ 2005/03/25(金) 12:14:15
http://www.dekyo.or.jp/teisei.pdf
装置Yの信頼度を求めるために,設問の冒頭に,「(a),(b)及び(c)の算出順序で求める」と記述し,最後尾に「以上(a),(b)及び(c)の結果から」装置Yの信頼度を求める問題と設問されていることから,三つの算出順序で求めることを示しており,これらの結果の単純な加算により,装置Yの信頼度を求めるものと理解されます。
この場合の(a),(b)及び(c)の算出式は下表のとおりとなり,これにより計算される,(カ)③,(キ)④及び(ク)⑩の解答に得点を与える措置を取りました。ただし,Rは部品A,B,C及びDの信頼度を表します。
文章 問 算 出 式 解答
算出順序 (a) (カ) R×R×(1-R) ③
(b) (キ) R×{1-(1-R)×(1-R)}×(1-R) ④
(c) (ク) R×R×{1-(1-R)×(1-R)} ⑩
結果の計算(装置Yの信頼度) (a)+(b)+(c)=0.97
追加の解答(カ)⑩,(キ)⑬,及び(ク)⑯について
(a)「部品Aが故障」,(b)「部品Bが故障」及び(c)「部品Aと部品Bが共に故障していない」という「条件の下での装置Yの信頼度」を求める問題として各項を記述していることに着目して,それぞれの条件の下での装置Yの信頼度を求めるものと理解されます。装置Yの信頼度を求めるには,さらに,上記のそれぞれの結果に,それぞれの条件での発生確率を乗じた上で,その和により,装置Yの信頼度が求められます。この場合の(a),(b)及び(c)の算出式は下表のとおりとなり,これにより計算される,(カ)⑩,(キ)⑬及び(ク)⑯の解答に得点を与える措置を取りました。
文章 問 算 出 式 解答
算出順序 (a) (カ) R×R ⑩
(b) (キ) R×{1-(1-R)×(1-R)} ⑬
(c) (ク) 1-(1-R)×(1-R) ⑯
結果の計算(装置Yの信頼度) (a)×(1-R)+(b)×(1-R)+(c)×R×R=0.97
注:(カ)については,設問文の冒頭の「最も適したものを,下記の解答群から選び,」という記述より,⑩に得点を与える措置を取りました。
852 名無し検定1級さん 2005/03/25(金) 20:22:38
ああ、結局あの問題は正規の信頼性の計算方法による解答も正解となったのか。
データ通信協会少し見直した。
by 9denki
| 2005-05-14 20:19
| 伝送交換設備及び設備管理