2005年 05月 19日
伝送交換設備及び設備管理平成16年度第1回問2
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(1)UPS
・UPSの基本的構成 ●インバータ:直流電力→交流電力に変換する回路
・インバータは、高速スイッチング特性を利用したPWM制御により、出力電圧波形を正弦波に近似させ、負荷電流に含まれる高調波成分を低減させている
●PWM(Pulse Width Modulation)制御:スイッチング式電源の直流出力電圧を安定化させるための制御方式
UPSは、
・保守点検期間中においても、商用電力を直接、負荷装置に供給するためのバイパス回路
・UPSの信頼性の向上を図るため、複数のUPSを並列に接続する並列冗長化
が行われる場合がある
・UPSの蓄電池は、停電時におけるネットワークサーバ等の停止処理時間あるいは予備電源装置の起動時間などが考慮されており、電力供給可能時間は、一般に10分程度の容量のものが選定されている
(2)ディジタル電話交換機
(ⅰ)加入者回路の機能:BORSCHT
B(Battery feed):通話電流供給
O(Over voltage protection):過電圧保護
R(Ringing):呼出信号送出
S(Supervision):ループ監視
C(Codec):アナログ信号/ディジタル信号変換
H(Hybrid):ハイブリッド及び符号化・復号化
T(Testing):試験引込
・変復調機能、通話メモリ機能、分配機能はない
(ⅱ)分散制御方式
ディジタル電話交換機は、一般に、機能分散制御方式と負荷分散制御方式が混在して採用される。
●機能分散制御方式:機能単位にプロセッサを分ける方式
・ソフトウェアの簡明化、ソフトウェア開発や機能追加及び削除が容易になり、生産性の向上や効率的構成が可能になる
●負荷分散制御方式:同一機能のプロセッサを複数配備し、これらのプロセッサに処理を分担させる方式
・負荷が複数の小型プロセッサに分けられているため、局規模に応じてその都度プロセッサ台数を変えることが可能
(3)電話網用局間信号方式
・電話網用局間信号方式には、共通線信号方式と個別線信号方式がある
・共通線信号方式の信号リンクは、48〔kbit/s〕などの信号専用のデータリンクが用いられており、個別線信号方式と比較して、選択信号等の高速伝送が可能である
・ISDNの局間信号方式には、、共通線信号方式が適用されている
(ⅱ)共通線信号方式
・共通線信号網は、信号転送専用の回線を設けて、呼の接続制御信号、網サービス信号、網管理のための監視信号などを転送する
・信号端局{信号の中継交換を専門に行う信号中継局、信号メッセージを処理する交換機、網サービス制御局}
・共通線信号網の故障は、多くのトラヒックやネットワーク全体に影響を及ぼすおそれのあることから、一般に、2面構成等の冗長構成が考慮されている
・共通線信号回線には、通話回線のルートと1対1の対応をとらない回線非対応信号網がある
・共通線信号回線では、呼の接続状態にかかわりなく双方向の制御信号の転送が可能である
・UPSの基本的構成
・インバータは、高速スイッチング特性を利用したPWM制御により、出力電圧波形を正弦波に近似させ、負荷電流に含まれる高調波成分を低減させている
●PWM(Pulse Width Modulation)制御:スイッチング式電源の直流出力電圧を安定化させるための制御方式
UPSは、
・保守点検期間中においても、商用電力を直接、負荷装置に供給するためのバイパス回路
・UPSの信頼性の向上を図るため、複数のUPSを並列に接続する並列冗長化
が行われる場合がある
・UPSの蓄電池は、停電時におけるネットワークサーバ等の停止処理時間あるいは予備電源装置の起動時間などが考慮されており、電力供給可能時間は、一般に10分程度の容量のものが選定されている
(2)ディジタル電話交換機
(ⅰ)加入者回路の機能:BORSCHT
B(Battery feed):通話電流供給
O(Over voltage protection):過電圧保護
R(Ringing):呼出信号送出
S(Supervision):ループ監視
C(Codec):アナログ信号/ディジタル信号変換
H(Hybrid):ハイブリッド及び符号化・復号化
T(Testing):試験引込
・変復調機能、通話メモリ機能、分配機能はない
(ⅱ)分散制御方式
ディジタル電話交換機は、一般に、機能分散制御方式と負荷分散制御方式が混在して採用される。
●機能分散制御方式:機能単位にプロセッサを分ける方式
・ソフトウェアの簡明化、ソフトウェア開発や機能追加及び削除が容易になり、生産性の向上や効率的構成が可能になる
●負荷分散制御方式:同一機能のプロセッサを複数配備し、これらのプロセッサに処理を分担させる方式
・負荷が複数の小型プロセッサに分けられているため、局規模に応じてその都度プロセッサ台数を変えることが可能
(3)電話網用局間信号方式
・電話網用局間信号方式には、共通線信号方式と個別線信号方式がある
・共通線信号方式の信号リンクは、48〔kbit/s〕などの信号専用のデータリンクが用いられており、個別線信号方式と比較して、選択信号等の高速伝送が可能である
・ISDNの局間信号方式には、、共通線信号方式が適用されている
(ⅱ)共通線信号方式
・共通線信号網は、信号転送専用の回線を設けて、呼の接続制御信号、網サービス信号、網管理のための監視信号などを転送する
・信号端局{信号の中継交換を専門に行う信号中継局、信号メッセージを処理する交換機、網サービス制御局}
・共通線信号網の故障は、多くのトラヒックやネットワーク全体に影響を及ぼすおそれのあることから、一般に、2面構成等の冗長構成が考慮されている
・共通線信号回線には、通話回線のルートと1対1の対応をとらない回線非対応信号網がある
・共通線信号回線では、呼の接続状態にかかわりなく双方向の制御信号の転送が可能である
by 9denki
| 2005-05-19 13:18
| 伝送交換設備及び設備管理