2005年 05月 25日
伝送交換設備及び設備管理平成15年度第2回問1
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(1)アンテナの種類と特性
〔要求されるアンテナの特性〕
・異なる伝搬路間の干渉を少なくするための鋭い指向性
・高い利得、高い交差偏波識別度、広い帯域にわたって良好なインピーダンス特性
・代表的な開口面アンテナ
●パラボラアンテナ
反射鏡の焦点(A)に一時放射器を設置し、副反射鏡を持たない構造
●カセグレンアンテナ
一時放射器、双曲面副反射鏡及び放物面主反射鏡から構成される
(A)に二次反射器を置き、主反射鏡(B)の中心部に放射器を配置する
●ホーンリフレクタアンテナ
放物面反射鏡とこれに電波を照射する電磁ホーン及び一時放射器から構成される
●ダイポールアンテナ
アンテナ素子を含む面内で8の字形特性を示し、その面に直角な面内ではどの方向にも均一な指向性を示す無指向性となる
(2)ATMスイッチの種類
・入力バッファ型は、入力バッファを読み出す時点で同一出力あて先及びリンク競合などが生じないように、読出し順序を事前に制御する
・クロスポイントバッファ型は、バッファ数がスイッチ規模の2乗に比例するため、ハードウェアの量が増えるという欠点がある
・共通バッファ型は、セルを共通化させたバッファにいったん記憶させ、そのバッファへの読出し順序を制御することにより、ルーチングを実現する
・出力バッファ型は、スイッチ規模に反比例して共通バスを高速化する必要がある
*これが誤りとして、それに代わる解説が「スイッチのポート数が多いほど統計的な効果により、メモリの動作速度を抑えることができる」とあるのだがはて(´・ω・)?
「スイッチのポート数が多い」=「スイッチの規模が大きい」ほどメモリの動作速度を抑えられる→それほど高速化しなくてもよい、ということはスイッチの規模と共通バスの高速化はちゃんと反比例の関係になってるのでは?
これって単に選択肢を「出力バッファ型は、スイッチ規模に反比例して共通バスを高速化する必要がない」とすればよいだけ(´・ω・)?
*ATMスイッチの詳細についてはWeb上にまったく資料なし…_| ̄|〇
(3)ATMネットワーク
(ⅰ)ATMネットワークの故障管理、性能管理
・故障を検出した交換機は、順方向故障を示すP-AISを着信側端末に送出する
受信した着信側端末は、逆方向故障を示すP-RDIを発信側端末に折り返し送出し、故障を知らせる
着信側
| ↑②P-AIS
③P-RDI| ∑交換機;ノノ<①故障かよっ
↓
発信側
●P-AIS(Path-Alarm Indication Signal:受信パス故障):パスが故障していることを下流(着信側)に通知する信号
●P-RDI(Path-Remote Defect Indication:送信パス故障):パスが故障していることを上流(発信側)方向に通知する信号
〔参考〕NTT西日本のATM関連専門用語の説明
・導通試験は、回線を開通させる場合やコネクションの途中で故障の有無を確認するために、交換機でCC(Continuity Check)セルを挿入する
・性能試験は、交換機でMC(Monitoring Cell)を挿入することにより、測定区間中のエラーレート、セル損失率、遅延特性などを測定できる
(ⅱ)ATMネットワークのOAM
●OAM(Operation Administration and Maintenance:運用保守機能):53バイトのうち5バイトのセルヘッダ部分
・5つの保守運用機能(性能監視、故障検出、システム保護、故障通知、故障点の特定)
・階層構成
ATMレイヤ(F4、F5フロー)
――――――――――――
物理レイヤ(F1~F3フロー)
・OAMセルには、VP管理用OAMセルとVC管理用OAMセルがある
・ATMでは、OAMセルを利用者の情報セルの間の開いている位置に挿入している
(ⅲ)ATMネットワークのセル転送遅延
・ATMネットワークのセル転送遅延要素
・伝送路の伝搬時間
・ATM交換機でセルを多重交換するために生ずる転送待ち時間
・ATM交換機でセルを多重交換するために生ずる転送待ち時間は一定でない
平均セル転送遅延は、各コネクションごとでの平均遅延時間の上限値で規定される
・セル損失が起こる要因
・セルヘッダに回復できない誤りが生じた場合
・ATM交換機内で同一トランクへのトラヒックが集中してバッファオーバーフローが生じた場合
〔要求されるアンテナの特性〕
・異なる伝搬路間の干渉を少なくするための鋭い指向性
・高い利得、高い交差偏波識別度、広い帯域にわたって良好なインピーダンス特性
・代表的な開口面アンテナ
●パラボラアンテナ
反射鏡の焦点(A)に一時放射器を設置し、副反射鏡を持たない構造
●カセグレンアンテナ
一時放射器、双曲面副反射鏡及び放物面主反射鏡から構成される
(A)に二次反射器を置き、主反射鏡(B)の中心部に放射器を配置する
●ホーンリフレクタアンテナ
放物面反射鏡とこれに電波を照射する電磁ホーン及び一時放射器から構成される
●ダイポールアンテナ
アンテナ素子を含む面内で8の字形特性を示し、その面に直角な面内ではどの方向にも均一な指向性を示す無指向性となる
(2)ATMスイッチの種類
・入力バッファ型は、入力バッファを読み出す時点で同一出力あて先及びリンク競合などが生じないように、読出し順序を事前に制御する
・クロスポイントバッファ型は、バッファ数がスイッチ規模の2乗に比例するため、ハードウェアの量が増えるという欠点がある
・共通バッファ型は、セルを共通化させたバッファにいったん記憶させ、そのバッファへの読出し順序を制御することにより、ルーチングを実現する
・出力バッファ型は、スイッチ規模に反比例して共通バスを高速化する必要がある
*これが誤りとして、それに代わる解説が「スイッチのポート数が多いほど統計的な効果により、メモリの動作速度を抑えることができる」とあるのだがはて(´・ω・)?
「スイッチのポート数が多い」=「スイッチの規模が大きい」ほどメモリの動作速度を抑えられる→それほど高速化しなくてもよい、ということはスイッチの規模と共通バスの高速化はちゃんと反比例の関係になってるのでは?
これって単に選択肢を「出力バッファ型は、スイッチ規模に反比例して共通バスを高速化する必要がない」とすればよいだけ(´・ω・)?
*ATMスイッチの詳細についてはWeb上にまったく資料なし…_| ̄|〇
(3)ATMネットワーク
(ⅰ)ATMネットワークの故障管理、性能管理
・故障を検出した交換機は、順方向故障を示すP-AISを着信側端末に送出する
受信した着信側端末は、逆方向故障を示すP-RDIを発信側端末に折り返し送出し、故障を知らせる
着信側
| ↑②P-AIS
③P-RDI| ∑交換機;ノノ<①故障かよっ
↓
発信側
●P-AIS(Path-Alarm Indication Signal:受信パス故障):パスが故障していることを下流(着信側)に通知する信号
●P-RDI(Path-Remote Defect Indication:送信パス故障):パスが故障していることを上流(発信側)方向に通知する信号
〔参考〕NTT西日本のATM関連専門用語の説明
・導通試験は、回線を開通させる場合やコネクションの途中で故障の有無を確認するために、交換機でCC(Continuity Check)セルを挿入する
・性能試験は、交換機でMC(Monitoring Cell)を挿入することにより、測定区間中のエラーレート、セル損失率、遅延特性などを測定できる
(ⅱ)ATMネットワークのOAM
●OAM(Operation Administration and Maintenance:運用保守機能):53バイトのうち5バイトのセルヘッダ部分
・5つの保守運用機能(性能監視、故障検出、システム保護、故障通知、故障点の特定)
・階層構成
ATMレイヤ(F4、F5フロー)
――――――――――――
物理レイヤ(F1~F3フロー)
・OAMセルには、VP管理用OAMセルとVC管理用OAMセルがある
・ATMでは、OAMセルを利用者の情報セルの間の開いている位置に挿入している
(ⅲ)ATMネットワークのセル転送遅延
・ATMネットワークのセル転送遅延要素
・伝送路の伝搬時間
・ATM交換機でセルを多重交換するために生ずる転送待ち時間
・ATM交換機でセルを多重交換するために生ずる転送待ち時間は一定でない
平均セル転送遅延は、各コネクションごとでの平均遅延時間の上限値で規定される
・セル損失が起こる要因
・セルヘッダに回復できない誤りが生じた場合
・ATM交換機内で同一トランクへのトラヒックが集中してバッファオーバーフローが生じた場合
by 9denki
| 2005-05-25 16:52
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