2005年 06月 09日
伝送交換設備及び設備管理平成13年度第1回問1
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(1)電気通信設備の雷害とその対策の概要
雷害には、
・落雷時の直撃雷電流が通信機器などに影響を与える直撃雷
・落雷時の直撃雷電流によって生じる電磁界によってその付近にある電線などを通して通信機器などに影響を与える誘導雷
がある
〔雷保護技術の基本的な事項〕
・雷サージの流入箇所にアレスタ等の保護素子を挿入する
・雷サージの流出経路の低インピーダンス化を図る
*インピーダンスを低くすると何がいいの(´・ω・)?
●アレスタ(避雷器):落雷によって発生する過電圧を電気設備や電気機器の絶縁レベル以下に制御して、施設や機器の絶縁破壊を防止する機器
・過電圧(誘導雷サージ)による電流を大地や線間に分流させて過電圧を制限し、電子機器や装置を保護し、電路を正常に復帰させる働きをする
・各種通信装置ごとの接地端子などを連接し、各種通信装置などの相互間の等電位化を図る
●等電位化:侵入した過電圧に対して、0Vまたは0Vに近い低い電圧(電位)差に制限する方法
・具体的には、「接地の共通化」と「アレスタの設置」がそれぞれの箇所に適用される
●接地の共通化:各種の接地を共通に接続するとともに、金属物と金属構造体もできる限り合わせて接地端子に接続すること
●サージ保護素子:誘導雷サージまたは開閉サージを吸収して過電圧を抑制し、機器または装置を保護するための素子
・サージ保護素子としては、ギャップ式放電管、ZnOバリスタ、ツェナーダイオード、シリコンサージ吸収素子等がある
アレスタとは
アレスタ(避雷器)に関する用語解説
(2)QC七つ道具(新QC七つ道具を含む)
●連関図法:解くべき問題は定まっているが、その問題の発生に対する要因群の数が多く、相互に複雑に絡み合っており、解決の糸口がつかめないような場合、その要因関係を整理して、問題発生に大きく関与している重要な要因を求めるなどのために用いられる手法
●ヒストグラム:データの存在する範囲をいくつかの区間に分け、各区間を底辺としてその区間に属するデータの出現度数に比例する面積を持つ柱(長方形)を並べたもの
・母集団の分布の把握に用いられる
●パレート図:項目を横軸に、度数を縦軸に取るとともに度数の多い項目から並べ、かつ累積相対頻度曲線を併記したもの
・不良、欠点などを原因別、状態別、位置別などで層別した結果を示す
〔参考〕QC7つ道具と新QC7つ道具
雷害には、
・落雷時の直撃雷電流が通信機器などに影響を与える直撃雷
・落雷時の直撃雷電流によって生じる電磁界によってその付近にある電線などを通して通信機器などに影響を与える誘導雷
がある
〔雷保護技術の基本的な事項〕
・雷サージの流入箇所にアレスタ等の保護素子を挿入する
・雷サージの流出経路の低インピーダンス化を図る
*インピーダンスを低くすると何がいいの(´・ω・)?
●アレスタ(避雷器):落雷によって発生する過電圧を電気設備や電気機器の絶縁レベル以下に制御して、施設や機器の絶縁破壊を防止する機器
・過電圧(誘導雷サージ)による電流を大地や線間に分流させて過電圧を制限し、電子機器や装置を保護し、電路を正常に復帰させる働きをする
>アレスタって●誘導雷サージ:落雷などによって、配電線、通信・信号線に誘起される瞬間的な過電圧
避雷器→雷避けという意味であるが、実際は雷をバイパスさせて、 機器へのダメージを最小にするもの
電線の一端を線路へ、もう一端を大地へ(アース)へつないで、その線同士は接続しないで、間隔を少し空けておく。
普段は電線がつながっていない状態なので、いわゆる漏電はないが雷サージがくると、こいつは高電圧だから、その少しの間隔ぐらいなら絶縁破壊という現象が生じて、その間隔の間で電流が流れる。
そうなると、機器に行くより大地のほうが抵抗値が小さいから、雷サージは大地に流れて機器は損傷しないというのが簡単な理屈だな。
交換機の加入者回路の加入者回線側に並列に入れる保護器。
加入者回線は、屋外で最大9kmは延びているので、途中で、カミナリ(雷サージ)や商用電線との接触(AC混触とかDC混触という)により想定外の衝撃が加入者回路に加わるのを防止するもの。
想定外の衝撃の種類に応じて、各種のアレスタがあり、地域性(ここは雷多発地帯だとこ)や国の特徴に応じて用意します。
・各種通信装置ごとの接地端子などを連接し、各種通信装置などの相互間の等電位化を図る
●等電位化:侵入した過電圧に対して、0Vまたは0Vに近い低い電圧(電位)差に制限する方法
・具体的には、「接地の共通化」と「アレスタの設置」がそれぞれの箇所に適用される
●接地の共通化:各種の接地を共通に接続するとともに、金属物と金属構造体もできる限り合わせて接地端子に接続すること
装置の電位は“接地”基準で決まります。単純に“各種装置間の接地端子を連接する”では等電位化は図れないと思うのですが、いかがでしょうか?〔参考〕
→接地した上で更に連接、ということなのでしょうか?
ということで、私は"16":接続せず、装置個々に・・・を選択しました。
個々に接地した場合、接地した先の接地電位がそれぞれ異なると等電位にならないはず、だと思いました。
装置個々に接地すると、非常に電位差が生じやすく故障の原因となります。
そのため、装置間で一点接地(もしくは連接)を行って外の接地に接続するのが標準です。
外の接地も複数ある場合は連接しています。
接地した上で各装置を連接するというのも行われていますが、各接地を打つのにコストが馬鹿にならないのと地中接地間の距離が小さいと結局相互に干渉してしまいコストパフォーマンスが悪いので地中に幾つかの接地を打って連接-装置間を一つの接地で共用及び連接(等電位化)を行っています。
●サージ保護素子:誘導雷サージまたは開閉サージを吸収して過電圧を抑制し、機器または装置を保護するための素子
・サージ保護素子としては、ギャップ式放電管、ZnOバリスタ、ツェナーダイオード、シリコンサージ吸収素子等がある
アレスタとは
アレスタ(避雷器)に関する用語解説
(2)QC七つ道具(新QC七つ道具を含む)
●連関図法:解くべき問題は定まっているが、その問題の発生に対する要因群の数が多く、相互に複雑に絡み合っており、解決の糸口がつかめないような場合、その要因関係を整理して、問題発生に大きく関与している重要な要因を求めるなどのために用いられる手法
オは、要因が絡み合っているものの場合は、⑩連関図法だと思います。●チェックシート:データの分類項目別分布を調べるなど要因の系統的整理を行うために用いられ、効率よくデータを採るために有効なもの
カは、中間の文書「要因の系統的整理」が主であり、前文は「・・・など」で後文は「・・有用」とあります。よって、⑪特性要因図だと思います。
●ヒストグラム:データの存在する範囲をいくつかの区間に分け、各区間を底辺としてその区間に属するデータの出現度数に比例する面積を持つ柱(長方形)を並べたもの
・母集団の分布の把握に用いられる
●パレート図:項目を横軸に、度数を縦軸に取るとともに度数の多い項目から並べ、かつ累積相対頻度曲線を併記したもの
・不良、欠点などを原因別、状態別、位置別などで層別した結果を示す
〔参考〕QC7つ道具と新QC7つ道具
by 9denki
| 2005-06-09 08:55
| 伝送交換設備及び設備管理