2005年 07月 11日
伝送交換設備及び設備管理平成17年度第1回問2
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(1)移動体通信端末用電源の概要
・移動電話端末の電源(蓄電池)の種類
┌ニッケル・カドミウム電池、ニッケル・水素電池
二次電池―|
└リチウムイオン電池
〔リチウムイオン電池の特徴〕
・重量エネルギー密度が高く、高容量化が図られている
・比較して公称電圧が高い(3.7V)ため、電池を直列に接続する必要がない
〔参考〕リチウムイオン電池の話し
〔リチウムイオン電池の充電方法〕
●CC/CV(定電圧/定電流)方式:定電圧で使用している場合には、定電流機能が過電流保護として動作し、定電流で使用している場合には定電圧機能が過電圧保護として動作する方式
●パルス充電方式:パルス状に電流を流して 充電を行い充電が完了する間際にはその充電パルス間隔を長くする方式
〔移動電話端末用電源のバッテリーセービング技術〕
●間欠受信:携帯電話端末を群分けして、自端末の所属する群以外の信号が送られている時間帯は、受信系回路への電源供給を停止する方法
〔参考〕地味だが大事な無線IP電話機のバッテリー性能 : IT Pro 記者の眼
(2)ディジタル変調技術
(ⅰ)ディジタル変調方式の種類と特徴
●PSK(phase shift keying:位相偏移変調):入力信号に応じて搬送波の位相を一定の値だけ偏移させることにより情報伝送を行う変調方式
●DS(Direct Sequence:直接拡散):ディジタル信号を非常に小さい電力で広い帯域に分散して同時に送信するスペクトラム拡散の方式の一つ
●FH(Frequency Hopping:周波数ホッピング):情報データに一次変調を施した後、一定周期のホッピングパターンに従って二次変調を行うスペクトラム拡散の方式の一つ
●16QAM(Quadrature Amplitude Modulation):位相と振幅をそれぞれ4種類ずつ持ち、それらを組み合わせることで、1シンボルで4ビット(2^4=16値)の情報を伝送可能な多値直交振幅変調
(ⅱ)多元接続(マルチプルアクセス)技術
●FDMA方式:一定の周波数帯域幅で使用周波数帯を分割し、複数の無線チャネルを構成し、複数のユーザが異なる周波数帯域幅で通信を行う方式
●TDMA方式:一定の時間周期を多数の時間間隔で分割し、それぞれの時間(タイムスロット)を無線チャネルとして構成し、複数のユーザが異なるタイムスロットで通信を行う方式
●CDMA方式:入力信号を位相変調し、更に特定のコートで周波数を拡散し、信号の独立性を確保する方式
*マルチプルアクセスときたら「FDMA」「TDMA」「CDMA」が三大神器。これ以外が出てきたら怪しいと思えm9(・A・)
●SDMA(Space Division Multiple Access:空間分割多元接続)方式:無線局間の位置関係を利用し、複数のアンテナ素子の位相差を利用して、空間的に指向性を変化させることにより、同時刻・同一周波数において通信を多重化する技術
(3)網同期方式とディジタル信号の多重化方法
(ⅰ)網同期方式
相互同期方式…すべての受信クロック周波数と自局のクロック周波数との位相差を基に、自局のクロック周波数を制御する
従属同期方式…マスタ局の基準周波数に周期した周波数を各スレーブ局で利用できるため、網内の周波数を均一に保持できるが、マスタ局の網同期装置の故障が網全体に影響する
独立同期方式…受信クロック周波数と送信クロック周波数が完全に一致していない場合、周波数差のプラス、マイナスに対応して、一定の周期で信号の脱落あるいは重複が生じてしまうスリップが発生する
(ⅱ)ディジタル信号の多重化方法
●スタッフ多重:低次群ビット列をいったん、メモリに蓄積し、どの低次群信号よりもわずかに速い共通クロック信号で読み出すことにより、速度変換を行い、低次群パルスのクロック周波数を一致させる多重化方式
●オクテット多重:低次群パルス列から1ビット列を8ビット(オクテット)単位で高次群ビット列に配置して多重化する方式
・高次元群情報の中の任意の低次群情報へのアクセスが困難可能
●SDH多重:ポインタといわれる多重化単位を用いて行われる多重化方式
・周波数位相変動はポインタと呼ぶオフセット値を利用して吸収するポインタのスタッフ制御により周波数位相変動はそのまま通過させるので、位相変動吸収用バッファは不要となり、遅延時間の減少が実現できる
〔参考〕通信システム 第3回 ディジタル多重伝送
〔解答〕⑦⑮①⑪①④③③②
・移動電話端末の電源(蓄電池)の種類
┌ニッケル・カドミウム電池、ニッケル・水素電池
二次電池―|
└リチウムイオン電池
〔リチウムイオン電池の特徴〕
・重量エネルギー密度が高く、高容量化が図られている
・比較して公称電圧が高い(3.7V)ため、電池を直列に接続する必要がない
〔参考〕リチウムイオン電池の話し
〔リチウムイオン電池の充電方法〕
●CC/CV(定電圧/定電流)方式:定電圧で使用している場合には、定電流機能が過電流保護として動作し、定電流で使用している場合には定電圧機能が過電圧保護として動作する方式
●パルス充電方式:パルス状に電流を流して 充電を行い充電が完了する間際にはその充電パルス間隔を長くする方式
〔移動電話端末用電源のバッテリーセービング技術〕
●間欠受信:携帯電話端末を群分けして、自端末の所属する群以外の信号が送られている時間帯は、受信系回路への電源供給を停止する方法
〔参考〕地味だが大事な無線IP電話機のバッテリー性能 : IT Pro 記者の眼
(2)ディジタル変調技術
(ⅰ)ディジタル変調方式の種類と特徴
●PSK(phase shift keying:位相偏移変調):入力信号に応じて搬送波の位相を一定の値だけ偏移させることにより情報伝送を行う変調方式
●DS(Direct Sequence:直接拡散):ディジタル信号を非常に小さい電力で広い帯域に分散して同時に送信するスペクトラム拡散の方式の一つ
●FH(Frequency Hopping:周波数ホッピング):情報データに一次変調を施した後、一定周期のホッピングパターンに従って二次変調を行うスペクトラム拡散の方式の一つ
●16QAM(Quadrature Amplitude Modulation):位相と振幅をそれぞれ4種類ずつ持ち、それらを組み合わせることで、1シンボルで4ビット(2^4=16値)の情報を伝送可能な多値直交振幅変調
(ⅱ)多元接続(マルチプルアクセス)技術
●FDMA方式:一定の周波数帯域幅で使用周波数帯を分割し、複数の無線チャネルを構成し、複数のユーザが異なる周波数帯域幅で通信を行う方式
●TDMA方式:一定の時間周期を多数の時間間隔で分割し、それぞれの時間(タイムスロット)を無線チャネルとして構成し、複数のユーザが異なるタイムスロットで通信を行う方式
●CDMA方式:入力信号を位相変調し、更に特定のコートで周波数を拡散し、信号の独立性を確保する方式
*マルチプルアクセスときたら「FDMA」「TDMA」「CDMA」が三大神器。これ以外が出てきたら怪しいと思えm9(・A・)
●SDMA(Space Division Multiple Access:空間分割多元接続)方式:無線局間の位置関係を利用し、複数のアンテナ素子の位相差を利用して、空間的に指向性を変化させることにより、同時刻・同一周波数において通信を多重化する技術
(3)網同期方式とディジタル信号の多重化方法
(ⅰ)網同期方式
相互同期方式…すべての受信クロック周波数と自局のクロック周波数との位相差を基に、自局のクロック周波数を制御する
従属同期方式…マスタ局の基準周波数に周期した周波数を各スレーブ局で利用できるため、網内の周波数を均一に保持できるが、マスタ局の網同期装置の故障が網全体に影響する
独立同期方式…受信クロック周波数と送信クロック周波数が完全に一致していない場合、周波数差のプラス、マイナスに対応して、一定の周期で信号の脱落あるいは重複が生じてしまうスリップが発生する
(ⅱ)ディジタル信号の多重化方法
●スタッフ多重:低次群ビット列をいったん、メモリに蓄積し、どの低次群信号よりもわずかに速い共通クロック信号で読み出すことにより、速度変換を行い、低次群パルスのクロック周波数を一致させる多重化方式
●オクテット多重:低次群パルス列から1ビット列を8ビット(オクテット)単位で高次群ビット列に配置して多重化する方式
・高次元群情報の中の任意の低次群情報へのアクセスが
●SDH多重:ポインタといわれる多重化単位を用いて行われる多重化方式
・
〔参考〕通信システム 第3回 ディジタル多重伝送
〔解答〕⑦⑮①⑪①④③
by 9denki
| 2005-07-11 10:34
| 伝送交換設備及び設備管理